久しぶりの納豆と風評被害

約1か月ぶり納豆を食べました。たまたま昨日スーパーに並んでいたのだそうです。

「あー、うまい」

ふと、「そういえば納豆ダイエット捏造事件なんてのも昔あったなあ」と思い出しました。

「納豆にダイエット効果あり」と放送したテレビ番組の影響で納豆が品薄状態に、しかしその後、実は番組で使われたデータや証言がねつ造されていたということが発覚した事件。

今回の原発事故による放射線被ばくにかかわる報道や風評被害と重なりました。

情報を流す側と受け取る側、正しい情報を流す努力も大事だし、受け取る側もどれが正しい情報かを判断する能力が必要でしょう。

しかし、氾濫する情報の中でどれが正しいのかなんて簡単にはわからない。

だからメディアには視聴率や販売部数にとらわれない「良心」を持っていてほしいと思います。

一方、我々も情報を受け取るだけでなく、こういったブログやツイッターなどで、簡単に情報を発信することができる時代になりました。ということは、同じような「良心」をもってあたらないと、ますます情報を氾濫させ混乱させる可能性もあるということです。

様々な情報の氾濫による問題は、医療の世界でもあります。

病気になった患者さんは、インターネットで氾濫している情報を見て、何が正しいのかわからなくなってますます不安になってしまう。

なかなか難しい問題ですね。

いずれにせよ、、原発問題が早く終息して、日本が復興して、また毎日納豆が食べられる日が来ることを祈りたい。そのために私ができることをしっかりやろう、と思います。

関連記事⇒「各地で測定された放射線量は安心できるレベルです」「無責任な報道による風評被害に怒りを感じます」