大相撲、このまま夏場所開催でよいのか

日本大相撲協会は「技量審査の場」として夏場所を入場無料で開催することを決めたとのこと、なんか納得できません。本質が全く解決していないように感じるからです。

なぜ八百長が行われたのか、システムやルールに問題はないのか、今後同じようなことが起こらないような対策をどうするのか、力士や親方に対する教育は?、それらのことが全く検証されず先に進もうとしています。

文部科学省もこれでいいと思っているのでしょうか?

薬物問題、暴力問題、野球賭博、そして八百長問題。立て続けに起きましたが、このまま無策のまま進んだら必ず次なる問題が起きることでしょう

今回の八百長問題が発生したとき、「大相撲は伝統文化であり神事であるからスポーツとは異なるのだ」として、八百長を擁護するような論調もみられました。

しかし、日本相撲協会は八百長に関与したとして23人の力士や親方に対して処分を下しました。このことは、日本相撲協会が「伝統文化や神事という面もあるけれど、大相撲はスポーツである」と認めたことだと思います。

だとしたら、「スポーツの価値」を脅かすようなものすべてに対して、ルール作りや教育を行わなければいけません。

スポーツである大相撲を守るためにすべきことがたくさんあるのです。

大相撲の開催を心待ちにしている国民も多いでしょう。そのためにも、これで問題解決にしないで欲しい。

ぜひ、スポーツ界の意見も聞いて、日本人が大好きな大相撲を守ってほしいと思います。