平成30年度の予算が成立しました。「誠実で正直な政治」

4月に入り、暖かい日が続いています。桜の開花も例年よりとても早く進みました。花粉が飛び交う中、自分の足で地道な活動を続けています。

国会では97兆7128億円となる平成30年度の予算が成立しました。予算の早期成立は、景気回復に必要不可欠です。予算の執行によって、地方や中小企業へ景気回復の実感を行き渡らせていかなければなりません。

ところで、この予算の中身について、みなさんはどれだけ知っているでしょうか。

経済・財政再生計画の集中改革期間の最終年度として「人づくり革命」「生産性革命」「財政健全化」の三本柱のもと、具体的には保育士の処遇改善や幼児教育の段階的無償化、給付型奨学金の拡充、地域の中核企業や中小企業の設備・人材への投資の促進や税制上の措置、農業についても水田活用交付金の増額や収入保険制度の創設などが盛り込まれ、国債発行額も6年連続で縮減しています。

一方で社会保障費は予算の3分の1を占め、高齢化社会が加速する中、医療や介護の予算は増え続けています。将来に向けてお金をかけずに健康で長生きできる仕組み作り、さらに税収増となるような経済政策を打ち立てていかなければなりません。

国会の大きな役割は国の予算を決めることです。しかし予算委員会では森友や加計学園の疑惑の解明に多くの時間が費やされ、解明どころか納得できないような答弁が繰り返されています。このままでは政治不信はますます募り、国会が本来果たすべき役割を果たせません。強い危機感を感じています。「誠実で正直な政治」。日本の将来のために、今こそこれを示していかなければなりません。