第2回 女性アスリート支援のためのPT

 23日、スポーツ議連に設置された「女性アスリート支援のためのPT」の第2回勉強会を開催しました。橋本聖子座長のもと、私はこのPTの事務局長を務めています。

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 この日は講師として、国立スポーツ科学センターから勝田隆 副センター長と、土肥美智子 副主任研究員にお越しいただきました。

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 コーチング学やスポーツ情報戦略の専門家である勝田副センター長からは、女性アスリートの「育成・強化・支援」の現状と課題に関する視点からお話しいただきました。

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 今後に向けて、①女性の視点を取り入れた学校スポーツへの支援強化や、②女性コーチ、女性の情報・医科学支援スタッフの育成と雇用支援、③2020東京オリパラのレガシーとして女性スポーツの発展を、といった提言がありました。

 続いて講演された土肥研究員は内科医のスポーツドクターで、私と一緒にロンドンオリンピックにも日本選手団本部ドクターとして帯同しています。女性医師としての視点と経験から、妊娠・出産、保育といったライフサポートや、医師・看護師などメディカルスタッフの課題など、女性アスリート支援の現状についてお話しいただきました。

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 女性アスリートは、その活躍の裏で様々な課題があります。女性特有の医学的な課題に対する支援、妊娠や出産などによるキャリアの中断、アスリートを終えた後の支援、トップアスリートをめざすジュニア世代アスリートの環境など、それらの支援体制は、まだまだ十分とは言えないのが実情です。

 またアスリートに限らず、成長期の運動は生涯にわたって健康に重要な影響があります。女性についての正しい知識を、教育現場や指導者に普及啓発していかなければなりません。

 その意味で、大変広い範囲にわたる検討が必要になってきます。事務局長として今後も精力的にPTの運営をしていきたいと思います。党の女性局副局長として、またスポーツドクターとしての経験を活かして、女性がより活躍できるような仕組みを作るために、これからもがんばります。

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