「農民の健康を創る会」で北海道へ視察

9月6日から7日まで、自民党の「農民の健康を創る会」の視察で、北海道は遠軽町へ行ってきました。JA北海道厚生連の遠軽厚生病院への視察です。

遠軽町は北海道の北東部、内陸側に位置する人口約2万人の町です。羽田空港から女満別空港を経て、そこから車で約1時間半の距離にあります。夏は過ごしやすく、冬はマイナス20度を下回ることもあるのだそうです。

今回の北海道視察には会長の宮腰光寛先生をはじめ、幹事で農林水産戦略調査会長の西川公也先生、地元北海道12区選出の武部新先生、そして同じ長野県から事務局長の宮下一郎先生が参加されました。

遠軽厚生病院の会議室で、矢吹英彦院長より病院の課題、特に産科医の確保が緊急の課題とのお話を伺いました。遠軽厚生病院はこの地域の中核病院で、そこで出産ができなくなることは重大です。こういった問題は長野県内でも見られることで、地方には共通の課題だとあらためて認識しました。

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同時に、直接現場の声に耳を傾けることの大切さもあらためて感じました。
2年前に新潟の佐渡へ視察に行った際、宮腰会長からお聞きした「自民党の原点は現場主義だ」という言葉を思い出します。

どんな地方でも、そこに住む誰もが安心して医療を受けられること。また安心して子供を産み、育てられることは、地方創生、少子化対策や女性の活躍推進といった観点からも、とても重要なことです。医師の地域偏在や診療科偏在を解消するため、厚生労働省、農林水産省とも連携しながら、今回の視察の経験を活かして、今後も努力していこうと思います。

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