先週末も地元を忙しく走り回りました。
そんな中、18日土曜日には長野県弁護士会主催のこどもの日記念シンポジウム「いじめ・体罰・セクハラ等から子供をどう守るかーCAPの実演を通じて子供の権利を考える―」が長野で開催され、参加しました。
CAP(Child Assault Prevention)とは、子どもがいじめや体罰などの暴力被害にあったときにどのように行動するべきかを教える中で、子どもの人権、すなわち安心、安全、自信を持つことが大事だということを具体的に教えるプログラムです。
もともとアメリカで発案されましたが日本にも導入され、各地の自治体や学校などで取り入れられつつあります。
シンポジウムではCAPの取り組みや、「子どもたちの権利を守り育ててゆく社会の在り方」について話を聞き、大変勉強になりました。
子どもの人権とは「安心、自信、自由」、それらが奪われてはいけない。
会場で気楽に聞いていたのですが、突然指名され、飛び入りでロールプレイに参加することになりました。
状況は女子から女子へのいじめの場面、ハナちゃんにいじめられる友達を助けに行く「ゆたか君」の役です。
私はいじめられたこともないし、正義感はあって「卑怯なことはやめろよ」って言える子供でした。
しかし、実際に友達をいじめているハナちゃん(もちろんハナちゃん役の女性)に睨まれると、怖くて何にも言えなくなってしまいました。
なるほど、子どもの役を演じるというのは子供の気持ちをわかる、ということなのですね。
とても勉強になりました。
こちらはCAPながのの皆さん、ぜひまたゆっくり話を聞かせてくださいね。
今年に入ってからも、いじめやスポーツにおける体罰などが問題になりました。
いじめや体罰防止に関して、学校や先生を守るのではなく、あくまでも守るものは「子供」です。
子どもの気持ちになる、子どもの視点で法律を作る、それが大事だと改めて感じたのでした。