主権回復・国際社会復帰を記念する式典

4月28日は、憲政記念館で天皇皇后両陛下ご臨席のもと「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が挙行され、参列してきました。

61年前の4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効し、日本は連合国による占領が終わり、主権を回復しました。

その日を記念し、我が国による国際社会の平和と繁栄への責任ある貢献の意義を確認するとともに、これまでの経験と教訓をいかし、我が国の未来を切り拓いていく決意を確固としたものとするために、初めて開催されました。

同時に、その日から沖縄、奄美、小笠原は一定期間、我が国の施政権の外に置かれ、そのことが現在の沖縄の米軍基地問題などにつながっているという現実も決して忘れてはなりません。

私は、この式典が、今まで触れられることの少なかった戦後日本の歴史的事実を見つめ直すよい機会であると考えて、そして、沖縄などが日本の主権から離れたという事実とその後の現実を、我々が率直に直視し、思いをはせる機会とすべきと考え、参列しました。

式典は、素直に、素晴らしい式典であったと感じました。

式では杉並児童合唱団の子供たちが、「手のひらを太陽に」「翼をください」「BELIEVE」「明日という日が」の4曲を聞かせてくれました。

戦後の大変な時代から立ち直った日本、先人たちの努力、沖縄の苦しみ、再び大震災という試練を背負わされた日本、そして日本の将来、などに思いをはせながら、歌を聴きながら自然に涙があふれてきてしまいました。

小さいころから何度も歌っていた「手のひらを太陽に」で涙が止まらなくなるとは思いませんでしたが、本当に心が洗われる式典でした。

そのあと、すぐに新幹線で長野に戻り、「みゆき野飯山ロータリークラブ創立20周年記念式典」に伺いました。

「奉仕の理想」のもと、地域のためそして世界平和のために尽くしてこられた方たち。本当に敬意と感謝の気持ちです。

式典の前には沼田秀美さんの歌と栗山敦子さんのピアノによるコンサートが行われ、最後は全員で「故郷」の大合唱。

「故郷」を歌いながら、またまた、自然に涙があふれてしまいました。

ここでも、心が洗われました。

二度も心が洗われて、地域のため、日本のため、そして世界の平和のためにしっかりとやらなければ、と改めて感じたいい一日でした。