安倍総理のTPP交渉参加表明

昨日も長い一日でした。

朝8時から「栄養士議員連盟総会」に出席、健康・長寿に「食事」はとても大事です。

そして、9時から17時まで「厚生労働委員会」と「内閣委員会」を掛け持ちしながら行ったり来たり。

各党からの質問、大臣の答弁など、様々な議論に耳を傾けました。

いい質問もあったけれど、何を言っているのかわからないような質問もあったなあ。

そして、委員会室での野党のきたない「ヤジ」、何とかしてほしい。

「なぜ人の話を聞けないのか」と素直に感じます。

昼の休憩時間には、超党派の「アイルランド議連」に出席、アイルランドのスポーツ大臣とお話しました。

大臣も私と同じ医者だとのこと、スポーツの価値もお互いにわかっています。2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致の応援を訴えました。

そして、午後6時からの安倍総理大臣の「TPP交渉参加表明」の記者会見、議員会館の部屋で、やや緊張しながら、テレビに映る総理の言葉をかみしめました。

安倍総理の大きな決断。

私も「聖域なき関税撤廃を前提としたTPP交渉参加には反対」、「日本の山村風景を守る、農業を守る」、「世界に誇るべき国民皆保険制度を守る」と選挙中から訴えてきました。

正直ちょっと腑に落ちないところはあります。

しかし、国政に対して責任を担わなければいけない政府与党の一員として、その決断を尊重しなければいけないとも思います。

自民党内でも、連日時間をかけて様々な議論をかわしました。

13日には「TPP対策に関する決議」を採択し、「農林水産分野の重要5品目などやこれまで営々と築き上げてきた国民皆保険制度などの聖域(死活的利益)の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとする」という一文も入りました。

「脱退も辞さない」という我々の気持ちは安倍総理にしっかり伝わっています。

昨日の記者会見で総理は、「国民との約束は必ず守る」、「日本の国柄を守る」、「主権を守る」とおっしゃいました。

これらがしっかり守られるのか、今後の交渉をしっかりとチェックして、農業問題、医療問題だけでなく国益全体のために、政治家として今までに増して頑張らなければならない、と強く感じました。

まさにこれからが始まりです。将来に希望を持てる日本を作るために、必死で頑張りたいと思います。