夢を持つにはどうすればよいのですか?

今日は「NAASHニューイヤーキックオフ」が開催され出席してきました。

NAASHとは私が所属する独立行政法人日本スポーツ振興センターのこと、NAASHの主催で各方面のスポーツ団体関係者をお招きしての新年会です。

各方面のスポーツ関係者の方があいさつされ、ロンドンオリンピックに向けた意気込み、2020年のオリンピック東京招致の話、そしてスポーツ大会開催が及ぼす経済的効果の講演などがありました。

そんな中、NAASH スポーツジャパンアンバサダーの谷本歩実さんの話がとてもよかった。

みんなさんご存知のように谷本さんはアテネ、北京の2大会で金メダルを獲得した柔道家。

講演に呼ばれて子供たちと話をすると、「何か夢がある」と答える子供がとても少ないというのです。

さらに、「夢を持つにはどうしたらいいんですか?」という質問まで出てくるという話。

大人も夢を持てない時代なのかもしれないし、それが世の中のせいだとしたら子供たちには責任はない。

夢を持てない時代なんて絶対に何とかしなくちゃね。

やっぱり、その点に関してもスポーツの役割は大きいと思う。

会場でも谷本さんとはいろいろな話をしましたが、昨年スノーボード・オリンピック選手の鶴岡剣太郎さんと結婚したことも初めて知りました。

だんなも昔からJISSでトレーニングしてたからよく知ってます。

今は選手は引退してコーチ業、そして耳の不自由な障害者の選手の指導をしているとのこと。

これも素晴らしいね。

オリンピック選手がパラリンピアンを指導する。

スポーツ基本法ではパラリンピックなど障害者スポーツの推進についても明記されて、NAASHやJISSが今後取り組んでいかなければいけない分野。

夢を持てない世の中をスポーツの力で何とかしなくちゃ。

パラリンピックの強化支援も何とかしなくっちゃ。

あらためて、わがNAASHのコーポレートメッセージ、「未来を育てよう、スポーツの力で!」と心の中で叫んで会場を後にしたのでした。