世界体操を応援に来た被災地の子供たち

体操の世界選手権が終わり、昨日から私も通常の生活に戻りました。

8月から、ユニバーシアード(深圳)、レスリングの世界選手権(飛んでイスタンブール)、世界体操東京2011と帯同が続きましたがようやくこれでひと段落です。

世界体操では後半とても忙しくてブログもあまり書かなかったから徐々に小出しにすることにします。

10月15日、種目別決勝の日、たくさんの子供たちを連れて歩く鹿島丈博さんの姿がありました。鹿島さんはご存じのとおりアテネ、北京のオリンピックメダリスト、あん馬の名手で元世界チャンピオンです。体操着姿もかっこよかったけれど、背広姿もカッコいい。

そもそも東日本大震災のあと、今年の体操世界選手権を予定通り東京で開催するかが議論になりました。

「震災に負けずに頑張っている日本の姿を世界に示したい」という我々の思い。そして、世界の体操関係者の「体操人みんなが被災した日本を応援していることを形で示したい」という気持ち。関係者の努力で予定通り東京で開催されることになったのです。

鹿島さんが連れて歩いていたのは被災地である宮城、岩手、福島の子供たち100人です。土日に100人ずつが招待され間近に試合を観戦し、大きな声で世界の選手たちを応援していました。

一生懸命演技する選手たちの姿を見て、きっといろんなことを感じたと思う。

そして、この前も書いたけれど、世界の選手たちのレオタードには被災地を応援するメッセージが。

被災地の復旧もまだまだで、さらに原発事故の影響もあって、いまだにのびのびとスポーツができる環境にない子供たち、一刻も早い復旧・復興を目指すとともに、我々もスポーツ人として何ができるかを常に考えていかなきゃいけないね。