体をはって生きる

レスリングの世界選手権、今日もイスタンブールは雲一つない快晴です。

今朝も朝5時半にモスクからの「天からのお告げ」で目が覚めました。

ツイッターで競泳の松田丈志選手からは「小松先生の体をはった雰囲気づくり、期待しています」とありがたいお言葉。

よし、体をはって頑張るぞ。まあ体をはった雰囲気作りってのは何なのか一言でいうのは難しいけれど、「選手と一緒に我々も戦っているぞ」という気持ちが大事。もちろん「裏方」としての身分をわきまえたうえでね。

昨日は女子チームの初練習、会場には男子フリーの連中もいて、各国の男女入りみだれてのマット練習でした。

今日も元気なおなじみスキンヘッドの栄和人監督、ん・・、今日はなぜか毛が生えてるぞ。

体をはっているといえば、この木名瀬コーチ。私の同期だから、もちろん「飛んでイスタンブール」はよく知っている世代だけれど、まだまだ元気。体じゅう痛いだろうけれど毎日選手たちと体をはったスパーリングです。

木名瀬コーチは優しくて力持ち。長年女子チームの指導をしているけれど、選手の気持ち、女心もよくわかっている。だから選手たちもとても信頼しています。

今日もなにやら選手にいい話をしているらしいところをキャッチ、本当にいい男だねえ。

そして、夜は国際レスリング連盟主催のディナーパーティーに参加してきました。

同じテーブルには、現在モンゴルレスリング協会の名誉会長を務める元横綱の朝青龍さん。

この人も体をはって生きてきた人。

初めてゆっくりお話しさせていただきました。

とても気さくで、礼儀正しくて、相手の話もよく聞いて、魅力的な人。思っていた印象と違ってちょっとびっくり。

実際会って話をするととすごくいい人、ていうのはよくありますね。まあその逆もたまにありますが。

いろいろな苦労もされたろうけれど、でもあれだけの地位を築くのに相当努力をされたことは間違いない。

これからは、日本やモンゴル、世界の格闘技やレスリングの発展のために力を尽くしてくれると思います。