レスリングの世界選手権の帯同でイスタンブールに来ています。
約12時間のフライト、空港に着いて荷物が出てくるまでの間、「飛んでイスタンブール~~」って歌っていたら
「ノリノリですね。でもなんですか?その歌?」と吉田沙保里。
そうか~、おじさんにとってイスタンブールと言えば庄野真代。でもよく考えたら30年以上前。
彼女たちにとって生まれる前にヒットした歌なんか知らないのは当たり前なのであった。
でも京子ちゃんだけは知ってた。エライぞ京子ちゃん。
空港からバスでホテルまで移動。バスから見える景色はやはりなんとなくイスタンブール。
隣りに座っていた御大、高田裕司さんが「おれが世界選手権で初優勝したのはこのイスタンブール、その時は屋外の会場でテントを張って試合してたよ」と。
テントのイスタンブールの世界選手権は1974年、庄野真代の飛んでイスタンブールは1978年。それほどかわらない。
そう考えると、私ってやっぱりおじさんなのね。まあその自覚が大事だな。
今朝は5時半に町中に響くような大きな音で目覚めました。どうやらイスラムのモスクからのようです。
「なんか天から聞こえてくる神様のお告げのようですね」と同室の木名瀬コーチ。
よし、この神のお告げで明日から早起きするぞ。
朝食の時に紹介された日本選手団の通訳ムサさんに聞きました。
「あの大きな声のことを一言で説明するのは難しい。イスラムは一日5回お祈りするのでそのたびに聞こえる。神の声でもあるし、礼拝を呼びかける声でもある。」
でもほとんどの選手たちにはあんな大きな声も聞こえなかったらしい。
選手たちが初日からぐっすり熟睡できている証拠、シメシメ、出だしは好調だぞ。
来年のロンドンオリンピックに向けた大事な大会、男子グレコローマンは12日から、女子は14日から、そして最後は男子フリー、16日からです。
みなさん日本から応援してくださいね。