原発建屋内で熱中症!過酷な環境の中、体を張って作業してくださっている方たちに感謝!

「福島原発二号機建屋内で作業員が熱中症」とのニュース。

昨日夕方、日本テレビから「コメントがほしい」と取材依頼がありました。打ち合わせをして、実際に建屋内とほぼ同じ環境のスチームサウナに入ってコメントすることになりました。

都内某所の風呂屋を借りて撮影、「気温40度、湿度90%」の過酷な環境を実感しながらしゃべってきました。

まるでスチームサウナのような過酷な状況

気温が高いだけでなく湿度も高い、無風状態で密閉されている、サウナスーツのごとき密封された防護服の着用、作業中は水分補給もできない。

これだけで短時間で熱中症が発症する危険がはらんでいますが、さらに作業員の方たちの劣悪な生活環境。

体育館のような広い所に雑魚寝し、シャワーも頻繁に浴びられず、栄養満点の食事もとれない。長期にわたる作業で体も心も疲労がピークに達しているのではないか、と想像できます。

熱中症の発症には蒸し暑い環境だけではなく、個人の体調も大きく関係します。

すなわち、睡眠不足や低栄養状態、風邪をひいているなど、体調不良な時には熱中症も起きやすいのです。

昨日実際に蒸しぶろ状態を実感し、さらに放射線の恐怖にもさらされている作業員の方々を思い、体を張って我々を救ってくれている作業員の方たちに対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。

自衛隊、警察、消防、自治体、東電の社員だってそうでしょう。みんな、今回の危機に立ち向かい必死に頑張ってくれています。

一日でも早く、原発事故の問題が収束することを願いながら、国民それぞれが自分にできることは何かを考えて行動しなければいけない、と改めて感じたのでした。