月別アーカイブ: 2017年5月

「衆議」と「参議」、国会見学での小学生からの宿題にお答えします

先日の長野市の小学校の国会見学。
いつも簡単に国会について説明をした後、小学生からの質問に答えます。
今回も様々な質問がありました。

「テロ等準備罪は十分に審議されたと思いますか?」
「総理大臣の年収はいくらですか?」
「国会議員になって一番大変だと思ったことは何ですか?」
などなど
みんなよく勉強してきて、いろいろな質問が出ます。

その中で、すぐに明確に答えられなかった、初めて聞かれた質問がありました。

「衆議院の衆と参議院の参、それぞれの由来は何ですか?」

小学生たちに「きちんと確かめて、後日ホームページで答えるね」と、宿題をもらったのでお答えします。

そもそも「衆 議院」「参 議院」ではなく「衆議 院」「参議 院」
つまり、衆議とは何か参議とは何かということなのです。

衆議は「大勢の人(衆)が集まって議論し決めること」
参議は「政治上の議事に参加して相談にあずかること、相談を受けること」で、昔の律令制(りつりょうせい、これは勉強してね)の役職の参議もこのような意味に由来します。
ですから衆議院の相談を受けるのが参議院、お目付け役としての機能、というわけです。

参議院が良識の府と言われるのもその所以(ゆえん)ですが、選挙制度も徐々に変わり、参議院が本来の役割を果たしているのか?といった議論もあります。

小学生たちと話をしていると、とても楽しい。将来の日本のためにも、国会の建物だけでなく国会の中で行われていることに少しでも興味を持ってもらうように、接するようにしています。

何より、子供たちだけだなく、すべての国民から政治が信頼を失わないようにしなければいけませんね。

一生懸命に頑張ります。

誰もが安心して暮らせる社会にむけて医療法改正案について質問

 5月17日、厚生労働委員会で質問に立ちました。この日の委員会では医療法改正案について、①医療に関する広告規制の見直しと、②特定機能病院の安全管理体制の強化の、二点を取り上げました。

 ①については、患者さんの知る権利に十分配慮しながら、不安をあおるような誇大広告や虚偽の広告など、不適切なものについてはしっかりと規制する必要があると発言しました。

 ②については、大学病院における一連の医療事故に関して、再発防止と安全管理体制について質問しました。医療技術が発達し、かつては危険で、できなかった手術ができるような時代になってきています。同時に、より安全を確保していくことが重要です。「知識だけではなく、医療技術も向上させる」「技術力のある医師が次の医師を育てる」という人材育成も、安全・安心な医療には必要不可欠だと訴えました。

 「誰もが健康に、安心して暮らせる社会をつくる」という目標にむかって、これからも全力で取り組んでいきます。

【お知らせ】5/17(木)、厚生労働委員会で質問に立ちます

 5月17日(木)、小松ゆたかは衆議院厚生労働委員会で質問に立ちます。

 今回の委員会では、医療法改正案について質問を行います。

 質問時刻は、午前9時45分から30分間を予定しています。

 当日は、こちらのサイト「衆議院インターネット審議中継」から質問のようすをご覧いただくことができます。

 質問の内容につきましては、後日このブログでお知らせ致します。

憲法施行から70年 いま、憲法について思うこと

 5月3日、日本国憲法が施行から70年を迎えました。

 70年前、日本は多くの犠牲を生んだ悲惨な戦争を経験し、「戦争をしない、させない」という「不戦の誓い」を立てました。それが憲法9条です。この憲法9条の精神は、私たち日本人が永遠に持ち続けなければいけないもので、これからも堅持すべきだと考えています。

 平和憲法のもと、日本は戦後70年にわたって平和と繁栄を築いてきました。これは平和外交への取り組みや世界各国との信頼関係の構築など、先人たちの様々な努力の賜物です。
 
 一昨年成立した平和安全法制、また現在国会で議論されている「テロ等準備罪」を新設する組織的犯罪処罰法の改正案も、その目指すところは同じです。戦争やテロを未然に防ぎ、安心・安全な暮らしと、日本の平和を守るためのものです。

 現在様々な議論が行われている憲法改正については、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の3原則を堅持した上で、時代の進展に伴う新しい価値観等を憲法に加えるべきだと考えています。

 例えば昨今、現憲法に基づいて「一票の格差是正」のための議員定数見直しが行われています。しかしその結果として、地方選出議員が極端に減少する傾向にあります。このように単純な人口比による議席配分は、地方の切り捨てにつながる可能性もあり、憲法改正を含めた検討が必要です。

 これからも国民のみなさんと一緒に、平和を願う想いを共有しながら国会で幅広い議論を行い、北信のため、日本のため、そして世界の平和のためにがんばっていきます。

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特別ゲストに参議院議員今井絵理子先生をお迎えし、女性後援会「花の会」国政報告会を開催しました

 4月22日、アゼィリア飯綱で小松ゆたか女性後援会 花の会の国政報告会を開催しました。当日は約100名の方にご出席いただきました。心から御礼申し上げます。
 
 今回の花の会のゲストは、参議院議員の今井絵理子先生。議員になる前は、女性歌手グループ「SPEED」のメンバーとして活動されていました。

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 その後、聴覚に障がいを持った子の子育てを経験され、「障がいのある子供たちが明るい希望をもてる社会をつくりたい」と、昨年夏の参院選に立候補し、初当選されました。今井先生とは障害者スポーツ支援政策や、女性の活躍支援に一緒に取り組んでいます。
 
 この日は手話を交えながら、聴覚に障がいがある方への災害時の連絡方法に関する問題や、特別支援学校での手話の取り組み、また聴覚に障がいがある方のオリンピック「デフリンピック」などについてお話しされ、花の会のみなさんも真剣に耳を傾けていました。

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 私からは昨年夏のリオパラリンピック視察と、2020東京オリパラを中心に話しました。女性局副局長としての役割と責任を胸に、女性がより一層輝ける社会を目指して、これからも力を尽くしていきます。

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