日別アーカイブ: 2016年5月13日

熊本地震復興を後押しする補正予算

 13日、衆議院本会議で麻生太郎財務大臣が財政演説を行い、補正予算案について説明しました。

 この日の朝の閣議で、政府は熊本地震に対応する今年度の補正予算案を決定。復旧や復興を進めるため、仮設住宅の建設や生活再建のための支援金、道路の復旧費用など7780億円を計上しました。

 財政演説で、麻生大臣は「熊本県を中心に相次ぐ地震の災害復旧に機動的に対応する」と強調しました。財源には、日本銀行が導入したマイナス金利政策の影響で長期金利が低下し、国債の利払い費が減る分を充当。そのため、国の借金の増加につながる国債の新規発行は行わないとしています。

 熊本地震は、4月14日の発生から明日で1か月が経ちます。被災地ではインフラの復旧も進んでいますが、いまだ多くの方々が避難所生活を余儀なくされています。住まいの確保をはじめ、きめ細やかな支援策を迅速に講じていかなければなりません。

 週明けの16日には衆議院で、翌17日には参議院で、それぞれ予算委員会と本会議が行われる予定です。6月1日の会期末まで、通常国会の会期も残すところ2週間余りとなりました。最後まで、しっかり取り組んでまいります。