月別アーカイブ: 2016年2月

「アンチドーピングの推進」 予算委員会分科会で質問に立ちました

 25日、衆議院予算委員会の第4分科会で質問に立ちました。第4分科会は文部科学省所管の予算を担当します。今回は「アンチドーピング活動の推進」について、以下の4点を質問しました。

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1.現在、文部科学省では冨岡副大臣の下で、ドーピング防止活動の推進に向けて、法的整備を含め対応を検討中である旨の報道があった。2020年東京オリパラ大会を成功させる上で、ドーピング防止活動は非常に重要。取り組みの方向性をお聞きしたい。

2.ドーピング防止に関する国内外の教育・啓発活動の推進に向けて、文部科学省として初等教育も含めて、どのような取り組みを行うことを考えているのか。

3.医学部や薬学部など、ドーピング防止に関係する専門科での教育に関する現状と、今後の取り組みについて。

4.プロ野球、大相撲等のプロスポーツにおいて、どのようなドーピング防止活動を推進しようとしているのか。取り組みの現状と今後の方向性について。

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             ▲馳浩 文部科学大臣からもご答弁いただきました

 日本は過去のオリパラ大会で、ひとりもドーピング違反者を出していません。これまで国際的なアンチドーピング活動にも積極的に貢献しており、高い評価を受けています。

 ドーピング防止活動において、最も重要かつ効果的なのは、教育と啓発です。アスリートはもちろんのこと、コーチ等の支援者、ひいては国民全体にドーピング防止活動の重要性に対する認識を深めること。教育・啓発活動を推進していくことが大事です。

 例えば小学校の教科書にアンチドーピングに関する記述を載せる、また医師や薬剤師の国家試験の問題にアンチドーピングを入れ、大学の授業でも取り上げるようにする。このような取り組みができれば、ドーピング防止に高い効果があると思います。

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 私もかつてはスポーツドクターとして、トップアスリートを支えてきました。スポーツの力を身近に感じ、「スポーツの力」を社会の力にしたい、という思いも、政治を志すきっかけになりました。

 昨年10月には、悲願だったスポーツ庁が発足。スポーツの価値を高め、スポーツの力を社会の力にしていく体制が整いました。日本では2019年にラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピックという大規模国際大会が控え、その成功に向けて国を挙げて準備が進んでいます。

 ドーピングは、クリーンな選手たちの日頃の努力を踏みにじり、スポーツを愛する人々を失望させるものです。と同時に、何より「スポーツの価値」を貶めるものです。日本においても、より積極的なアンチドーピングの活動を行っていく上での法的整備を急ぐ必要があります。

 日本がメダルの数だけではなく、アンチドーピング活動においても世界をリードする存在となるよう、これからも全力で取り組んでまいります。

【お知らせ】2/25(木) 10:30より質問に立ちます

 2月25日(木)、小松ゆたかは衆議院予算委員会 第4分科会で質問を行います。

 「分科会」は予算と決算の審査だけに認められている制度で、省庁ごとに審議が行われます。小松は文部科学省の分科会で質問に立ちます。

 質問時刻は10:30から、30分間を予定しています。

 こちらのサイト「衆議院インターネット審議中継」から質問のようすをご覧いただくことができます。

 質問の内容につきましては、後日このブログでお知らせ致します。

第2回 女性アスリート支援のためのPT

 23日、スポーツ議連に設置された「女性アスリート支援のためのPT」の第2回勉強会を開催しました。橋本聖子座長のもと、私はこのPTの事務局長を務めています。

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 この日は講師として、国立スポーツ科学センターから勝田隆 副センター長と、土肥美智子 副主任研究員にお越しいただきました。

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 コーチング学やスポーツ情報戦略の専門家である勝田副センター長からは、女性アスリートの「育成・強化・支援」の現状と課題に関する視点からお話しいただきました。

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 今後に向けて、①女性の視点を取り入れた学校スポーツへの支援強化や、②女性コーチ、女性の情報・医科学支援スタッフの育成と雇用支援、③2020東京オリパラのレガシーとして女性スポーツの発展を、といった提言がありました。

 続いて講演された土肥研究員は内科医のスポーツドクターで、私と一緒にロンドンオリンピックにも日本選手団本部ドクターとして帯同しています。女性医師としての視点と経験から、妊娠・出産、保育といったライフサポートや、医師・看護師などメディカルスタッフの課題など、女性アスリート支援の現状についてお話しいただきました。

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 女性アスリートは、その活躍の裏で様々な課題があります。女性特有の医学的な課題に対する支援、妊娠や出産などによるキャリアの中断、アスリートを終えた後の支援、トップアスリートをめざすジュニア世代アスリートの環境など、それらの支援体制は、まだまだ十分とは言えないのが実情です。

 またアスリートに限らず、成長期の運動は生涯にわたって健康に重要な影響があります。女性についての正しい知識を、教育現場や指導者に普及啓発していかなければなりません。

 その意味で、大変広い範囲にわたる検討が必要になってきます。事務局長として今後も精力的にPTの運営をしていきたいと思います。党の女性局副局長として、またスポーツドクターとしての経験を活かして、女性がより活躍できるような仕組みを作るために、これからもがんばります。

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【お知らせ】予算委員会 分科会で質問を行います

 2月25日(木)、小松ゆたかは衆議院予算委員会 分科会で質問を行います。

 「分科会」は予算と決算の審査だけに認められている制度で、省庁ごとに審議が行われます。小松は文部科学省の分科会で質問に立ちます。

 質問時刻は未定ですので、決定次第、追ってお知らせします。質問時間は30分間を予定しています。

 当日は、こちらのサイト「衆議院インターネット審議中継」から質問のようすをご覧いただくことができます。

 質問の内容につきましては、後日このブログでお知らせ致します。

夏の戦い

18日、若林けんた後援会箱清水支部のみなさんが国会見学にお越しになりました。

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参議院議員の山本一太先生から若林けんた先生に対する、力のこもった激励のご挨拶に続き、私からもお話をさせていただきました。

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若林けんた先生は、2010年の参議院選挙で初当選されました。以来、外務大臣政務官、自民党副幹事長、国対副委員長と政府、党の要職を歴任され、現在は参議院農林水産委員長の要職を務めています。「政策を形にする」という政治の重要な役割を、それぞれの立場で、ど真ん中で実践されてきました。

私も2012年の初当選以来、けんた先生からあたたかいご指導、ご助言をいただき、とても頼りになる先輩です。

夏の参院選まで、半年を切りました。公職選挙法の改正により、この参院選で「18歳以上」による初の国政選挙が行われる見通しです。また選挙制度改革によって長野県選挙区は1人区となり、これまで以上の激戦が予想されています。けんた先生と共に、私も全力でがんばってまいります。

メンタルトレーニングについて陸上の井村久美子さんと対談

17日、日本メンタルトレーナー協会のイベントにお招きいただき、「トップアスリートとメンタルトレーニング」というテーマで、井村久美子さんと対談させていただきました。

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井村久美子さん(旧姓:池田)は北京五輪に出場したオリンピアンで、走り幅跳びの日本記録保持者(6m86)でもあります。現役引退後は「イムラアスリートアカデミー」を設立し、子供から大人まで、陸上競技を中心とした指導に取り組まれています。

これから日本のアスリートを支えるべく、日々研鑽に励んでいるメンタルトレーナーのみなさんに向けて、お話しさせていただきました。

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現役時代、大会当日の朝になると必ずお腹が痛くなっていたという井村さん。メンタルトレーナーである浮世満理子さんと出会い、メンタルトレーニングの重要性に気づいたそうです。

井村さんからは、陸上選手としてのご自身の経験から、

・メンタルトレーナーからたくさん話しかけてほしい選手もいれば、あまり話しかけてほしくない選手もいる。選手の特性に合わせたサポートが必要。
・選手はメンタルトレーナーの話を聴くよりも、自分の話を聴いてほしいと思っている。
・現役を引退し、現在は選手を指導する立場。選手時代の自分の方法論を押し付けるのではなく、ヒントを与え、自分で考えて練習に取り組めるようにしている。

などといったお話がありました。

また私からは、スポーツドクターとしてこれまで帯同した5度のオリンピックでのエピソードなどを交えながら、

・メンタルトレーナーは、アスリートの「不安を取り除く」ことが仕事。
・そのために、ふだんからコミュニケーションを取って、信頼関係を築くことが重要。近すぎず、遠すぎず、状況を見ながら適度な距離感が大事。
・選手にアドバイスをするときも、技術的な助言は監督やコーチに任せ、あくまでも心理的な助言に徹すること。その際、選手の気持ちに配慮し、選手が自分から話しやすい環境を整えることが大切。

といった話をさせていただきました。

対談の最後に、お互いの今後の展望を話しました。
井村さんからは「『周りの人を大事にする人』を育てていきたい」というお話がありました。素晴らしいですね。もちろん私も応援しますよ。

私からは、2020年東京オリパラに向けた準備にこれからも積極的に取り組むこと。また東京オリパラが終わった後も、スポーツの素晴らしを次の世代へ伝えていけるように、スポーツを支える一員として努力していきたいことをお伝えしました。

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スポーツの世界にはアスリートを支える監督やコーチ、トレーナー、メンタル、栄養、ドクターなど、さまざまな専門家がいます。その誰もが、それぞれの立場で、力を尽くしていくことが大切です。私も国会議員の立場で、スポーツドクターとしての経験を活かしながら、「スポーツの力で社会を元気にする」ために、これからも取り組んでいきます。

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日本に健康を創る

10日は朝8時、党本部で生殖補助医療に関するプロジェクトチーム・法務部会・厚生労働部会合同会議からスタートです。このPTでは、生殖補助医療で生まれた子供の、親子関係に関する法案作成を進めています。この日は公明党との調整結果について、PT座長でもある古川俊治厚労部会長から説明がありました。

会議終了後、議員会館に長野県市町村職員年金者連盟、続いて長野医療生活協同組合のみなさんがお越しになり、それぞれ要望を受けました。

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正午からは、副局長を務める自民党女性局役員会に出席。3月12日に党本部で開催される「全国女性局長・代表者会議」のパネルディスカッションで、コーディネーターを務めることになりました。

「女性の健康の特性の理解促進を目指して」というテーマで、パネラーには、参議院議員の橋本聖子先生、アテネ五輪ハンマー投げ日本代表の室伏由佳さん、プロボクシング世界女子3階級王者の藤岡奈穂子さんが予定されています。当日の模様は、ブログにて追ってご報告致します。

党本部から市ヶ谷の防衛省へ移動し、若宮健嗣副大臣を囲んでの昼食勉強会に出席しました。

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終了後は党本部へ戻り、社会保障制度に関する特命委員会、農林水産業骨太方針策定PTに顔を出し、東京駅へ。駆け足で地元へ戻りました。

1日の中でも、さまざまな会議や会合があります。メンバーとして出席し発言することもあれば、司会者として会議をリードし、参加者から発言を促すこともあります。また地元の代表者として地域のさまざまな団体から要望を受けることも大事な仕事です。

いろいろな役割がありますが、そのすべてが「日本に健康を創る」という、私の政治家としての初心につながっています。すぐには形にならないことも多くありますが、一歩ずつ、地道に取り組んでまいります。

【お知らせ】メールマガジンを始めました

国会議員として国政の場で活動を始めてから、今年で4年目を迎えました。
新たな取り組みとして、メールマガジンの発行を始めました。

私はこれまでも、ブログやフェイスブック、ツイッターなどSNSを活用しながら、国民のみなさんに国会議員の仕事について発信し、その理解が少しでも深まるよう、努めてまいりました。

「メディアになかなか取り上げてもらえない」と嘆いたり、「偏向報道だ」と憤ったりするよりも、国会議員ひとり一人が、自分たちの日頃の活動を国民のみなさんに自ら発信し、理解と賛同を得られるよう努力していくことが大事です。

今年はさらにメルマガを活用し、国会の動きや国政の現場を経験して感じたこと、地元・北信の話題などをわかりやすくお伝えしてまいります。

メルマガの配信をご希望される方は、ご住所、お名前、電話番号、メールアドレスを明記の上、office@komatsuyutaka.comまでメールを送りください。

ご質問、ご感想などもお気軽にお寄せください。
どうぞよろしくお願い致します。

自然の猛威 日頃からの「備え」を大切に

4日、党本部で行われた災害対策特別委員会に出席しました。1月29日から31日にかけて、長野県中信地域で発生した雨氷被害。倒木によって道路が寸断され、孤立する地域が発生しました。

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被害の状況や政府の対応について担当官庁からの説明に続き、山形村、朝日村、松本市、長野県から被害に対する要望などについてヒアリングが行われました。

「雨氷」とは、過冷却状態の雨が樹木や電線に付着して凍結し、氷で覆われる現象です。上空に暖かい空気の層があり、地表付近の気温が0℃以下という特異な気象条件のもとで、雨滴が0℃以下になっても凍らない状態(過冷却状態)のときに生じると言われています。この雨氷が樹木に着氷すると折損や倒伏の原因となり、被害発生の要因となります。

司会・進行は、務台俊介先生が務めました。

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近年、長野県では御嶽山の噴火や南木曽の土石流、神城断層地震など、大きな災害が相次いで発生し、自然の猛威を思い知らされました。今回の災害に限らず、自然災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。だからこそ、日頃からの「備え」が大事です。

災害を防ぐための仕組みづくりと同時に、万が一に備えた体制も整備しておく必要があります。そして防災に対する地域のつながりを作り、ひとり一人も災害に対応する意識を持たなければなりません。そのようなさまざまな観点から、私も自然災害に対する「安心」を創っていこうと思います。

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長野理容組合のみなさまと国会、JISS見学

1日、長野理容組合のみなさまが国会と、国立スポーツ科学センター(JISS)の見学にお越しになりました。

正午過ぎに国会に到着されると、本会議が開かれる議場、天皇陛下の御休所に続き、伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像がある中央広間などをご案内しました。

その後、国会正門前へ移動し、記念撮影。議場がある本館を出て、正門へ続く国会の前庭には、「都道府県の木」が植えられています。これは昭和45年11月29日の議会開設80年を記念して、全国から贈られたものです。ちなみに長野県の木は白樺。茨城県の梅は、きれいな花が咲いていました。

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議員会館の事務所で小休止を挟んで、北区にある国立スポーツ科学センターへ移動。ここは以前、私がスポーツドクターとして働いていた古巣です。

JISSは、スポーツ医・科学研究の中枢機関として、充実した最新施設、器具・機材を活用し、各分野の研究者、医師等の専門集団が連携しあって、日本の国際競技力向上を支援しています。

天井の高さが15mもあるトランポリン練習場や、屋内で100m走路を持つ陸上競技実験場、また太田雄貴選手をはじめ、世界に通用する選手たちを育て上げたフェンシング場など、さまざまな施設・設備を見学しました。オリンピックをはじめ、国際大会でメダルを狙うトップアスリートたちを支える充実した物的・人的環境に、理容組合のみなさんも熱心に見学されていました。

JISSが役割を果たすには、競技団体、スポーツの現場、何よりアスリートとの信頼関係が必要不可欠です。また信頼関係が重要なのは、政治家も同じです。私もJISS同様、地元の北信のみなさんとの信頼関係を大切にしながら、これからも議員活動を続けていきます。

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