月別アーカイブ: 2014年8月

南京ユースオリンピック、改めて「スポーツの力」をかみしめた3日間でした

南京ユースオリンピック視察3日目、活動は朝食から始まりました。

ホテルの朝食会場で旧知の香港NOC事務局長と久しぶりの再会、彼は私が国会議員になったと聞いてビックリ。2020東京の成功をお願いするとともに、これからも世界のスポーツ振興を語りました。

そして陸上競技場へ、メイン会場でもある会場はたくさんの観客でいっぱいです。とても大きな競技場で、このまま普通のオリンピックとしても十分使えちゃう。中国畏るべしです。

そのあと、再び選手村へ。

4年前のシンガポールと違い今回は豪華な選手村、本物のオリンピック村のよう。ユースの選手たちにここまでする?と思いながらも、やっぱり中国畏るべし。

今日は日本選手団のメディカルスタッフ、本部ドクターとして来ている中山先生と能勢先生と情報交換。選手たちの健康を守ってくれている頼もしい本部ドクターのお二人です。

そして日本選手団を支える、JOC本部とボランティアのスタッフたち。感謝!

選手村をブラブラしていて、たくさんの方たちと再会しました。

昨日も書いたレスリングの伊調馨選手ともバッタリ。

「先生こんなところで何してるんですか?!」

今回のユースオリンピックでは、レスリングのロールモデル、すなわちお手本選手として若い選手たちに語りかける役目できている伊調選手、世界の若い選手のために日本の選手が活躍している姿はうれしいね。

私もちゃんと2020東京オリパラに向けて仕事してますよ!

そして女子ホッケーの準々決勝へ。

観客席にはラグビーチームの若き面々たち、彼らも2020年の中心選手たちです。

馳浩本部長とともに大きな声で大応援しました!

試合はニュージーランド相手に7対1で大勝利!

準決勝は応援に行けないけれど、精いっぱい戦ってメダル獲得してね!

そのあとは体操の応援へ。跳馬で宮川選手がみごとメダル獲得!みんなで応援しましたよ。

そして、南京最後の締めは3回目の「浩亭」です。

マスター連日ありがとうございました。

様々お世話いただいた上海総領事館の皆さんも本当にありがとうございました。

そして、議員になって初の海外視察にお誘いいただき貴重な経験をさせていただいた兄貴・馳浩先生にも感謝、感謝!

明日早朝の飛行機で日本に帰ります。

「スポーツの力」を改めて感じた3日間でした。

2020東京オリパラ、大成功させるぞ!

ユースオリンピック視察2日目、大活躍する日本を支えるみなさん

今日は南京でのユースオリンピック2日目です。

午前中、まずは卓球会場へ、そのあと選手村へ向かいました。

食堂で昼食です。

食事に来ていたたくさんの選手やコーチたちとお話しました。

いつも、レスリングで一緒だった吉村コーチとも偶然再会。

「4年前のシンガポールでのユースオリンピックでは小松先生にセコンドに入ってもらいましたよねえ」

そうであった。レスリングはコーチ一人だけ、だから一緒に行った小松ドクターもセコンドとして選手をタオルであおいだのでありました。

食堂の入り口にはアンチドーピングやコンディショニングなどの教育ブースが設けられていました。さすが教育を目的としたユースオリンピック。

そして発見!われらがカオリン、オリンピック三連覇の伊調馨選手の吊りパン。今回もモデルアスリートとして、若い選手たちに語る予定です。

こちらは選手たちを支えるJOC職員の頼りになるアネゴ岩上さん。私の選挙区・山ノ内町の出身、郷土の誇りです。

みなさんありがとう。

続いてハンドボール会場へ。スピード感があって素晴らしい。隣りで兄貴・馳本部長は「ハンドボールは面白い」とその魅力に酔いしれる。

そんな中、大活躍する日本人初の国際審判・島尻真理子さん。笛を吹く姿がこりゃまたカッコイイ。

日本チームは出場していないハンドボールですが、このような審判の活躍が日本の強化に必ずつながります。

次はウエイトリフティング会場へ、ここでも大活躍する日本人。

世界のウエイトリフティング関係者みんなが知ってる知念さん。たくさんのウエイトリフティング界の重鎮を紹介いただき、我々は2020東京オリパラの宣伝です。

そして夕食は昨日に続いて居酒屋「浩亭」、日本語学校の先生や生徒たちと国際親善。

南京でも日本が大好きな中国の人たちはいっぱいいます。

「スポーツによる世界の平和」というオリンピック精神を改めてかみしめた南京二日目の夜だったのでした。

ユースオリンピックの視察で南京に来ています

中国・南京から書いています。

第2回ユースオリンピックの視察、自民党2020東京オリパラ実施推進本部・本部長の馳浩先生と一緒です。

お声掛けいただき、国会議員になって初めての海外です。

4年前、このユースオリンピックは当時のジャック・ロゲIOC会長が提唱して始まりました。

私も、4年前のシンガポールで行われた第1回大会の日本選手団本部ドクターとして参加しました。

ユースオリンピックは、勝負を競うだけでなく「スポーツによる世界の平和」というオリンピック精神を若者たちに理解してもらうというジャック・ロゲ想いが込められています。

選手たちは、競技が終わっても選手村に残り、他国の選手たちと交流し、環境問題やアンチドーピング、オリンピック精神などを学ぶ様々な「教育プログラム」が組み込まれています。

もちろん、2020年東京オリパラを見据えた強化にとって重要なことは言うまでもありません。

詳細は、以前「学ぶべきことの多かった初開催のユースオリンピック」で書いたから読んでみてね。

南京の空港に着くなり、ボランティアの学生が迎えてくれました。

もちろん私たちもさっそく国際交流、2020年東京オリパラの宣伝もします。

まずは馳本部長の指示で日の丸のついたジャージで柔道会場へ。

ユースオリンピックの理念通り、そこでは様々な国でチームを組んでの団体戦が行われていました。世界中からやってきたアスリートと一緒にチームを組んで戦うのです。

これぞオリンピック精神、「スポーツで世界は一つ」です。

若い選手にとっても、選手村生活という初めての経験、「とっても勉強になる」と柔道の山内穂乃花選手は言っていました。これからも頑張ってね!

テコンドー会場に行ってから、南京の居酒屋で夕ご飯、なんと名前が「浩亭」、マスターの名前が馳先生と同じ「浩」なのでした。これも何かのご縁です。

もちろんここでも国際交流、中国の若者に2020東京オリパラのことも宣伝します。

以前はいつも身を置いていた世界ですが、ロンドンオリンピック以来久しぶりの感覚、とっても元気になってホテルに戻ったのでした。

明日は、卓球、ハンドボール、ウエイトリフティング、そして選手村にも行く予定です。

「志を果たしていつの日にか帰らん」飯山市名誉市民、大沼淳先生の講演

昨日8月1日には「飯山市制施行60周年記念式典」が盛大に開催され出席しました。

奥信濃の豊かな自然に恵まれ、ふるさとへの限りない愛情をくずなとして生活している飯山市民、そしてこのまちをさらに成長させようとする決意、中学生二人が朗読してくれた飯山市民憲章は素晴らしいものでした。そして、これは日本の目指すべき道、責任を感じました。

日本有数の豪雪地帯という自然環境の中で、先人たちの努力と知恵によって、この飯山は発展し、「ふるさとの原風景」は守り抜かれてきました。

今年はソチオリンピックのジャンプ競技で飯山出身の竹内拓選手がみごとメダルを獲得し、来年には北陸新幹線飯山駅が開業します。

これからも、飯山を発展させ、同時に美しい故郷の原風景を守りぬく、このことをお誓いしました。

そして、飯山市名誉市民で文化学園理事長の大沼淳(すなお)先生の記念講演が行われました。

素晴らしい講演、感銘をうけました。

飯山で生まれ育ち、江田島の海軍兵学校へ、そこで迎えた終戦。その後人事院の事務官となり活躍後に学校経営の道へ、そしてつよい故郷への思い、飯山の活性化のために多大な貢献をされています。

「鈍になることができなければ上に立つことはできない」

「私は初めから大きな目標があって頑張ってきたわけではない。常に与えられた場所で一生懸命やってきた。それを誰かが必ず見ている。」

私が研修医時代、上司であった日赤医療センターの元副院長、庵政志先生から言われたことと全く同じことをおっしゃいました。

私も、いつでもその言葉を思い出しながら、いままで頑張ってきました。そしたらいつの間にか、消化器内視鏡分野で名をあげ、オリンピックドクターになり、国会議員にもなった。

これからも同じように生きていきたい。

与えられた場所で一生懸命に頑張る、地道であっても必ず誰かが見ている、公のために働く。

そして最後に大沼先生がおっしゃった、唱歌・ふるさとの歌詞の三番。

「志を果たして、いつの日にか帰らん。山は青きふるさと、水は清きふるさと」

このふるさとの三番を歌うと、われわれ信州人は体がアツくなります。

そんなふるさとを守っていく、地道に、与えられた場所でがんばる、改めて自分に誓ったのでした。