日別アーカイブ: 2013年12月24日

「小松ゆたか通信」と特定秘密保護法

大臣折衝も終わり、来年度の予算案も決定しようやくひと段落しました。

予算編成もひと段落し、久しぶりに議員会館の机に向かっています。

今朝、議員会館に一枚のファックスが届いていました。

「先生の『小松ゆたか通信』を拝見しました。今国会での強行採決に対する批判は強く、かなりの逆風が末端では吹いていると判断してください。今国会での事態に関する釈明の無い通信では逆効果です。逆風が強すぎます。このままではこれからの支持は考えなおすべきかと思っています。ご健闘を祈ります。一支持者」

ありがとうございました。

そうですね。

12月23日に、当選から1年経ったのを機に「小松ゆたか通信」を作成し、配布しました。

特定秘密保護法を含め、あえて政策の細部までは書きませんでした。

確かに、この時期に配布するにあたって、この法律に関する考えや与党の国会運営に関して触れるべきだったかもしれません。

臨時国会では特定秘密保護法が成立しましたが、地元をまわっていても多くの方たちがこの法案に不安を感じていることがよくわかります。また、県議会や各市町村議会がこの法案に対して廃止や見直し、慎重な運用などを求める意見書を可決していることも承知しています。

外交・防衛の観点から、外国との情報共有のための法整備は喫緊の課題であり、昨年の総選挙の際の「自民党総合政策集 J-ファイル2012」でも「国家安全保障会議の設置」のタイトルで、「外交と安全保障に関する官邸の司令塔機能を強化するため、国家安全保障会議を内閣に設置します。国家の情報収集・分析能力の強化及び情報保全に関する法整備による体制の強化を図り、的確な情報を活用して国民の安全を守ります」と書かれています。

国家安全保障会議をきちんと機能させるためにも、この法律は必要でありました。当然のことながら、多くの皆様が心配されている国民の知る権利を束縛するとか、ものの言えない社会にするとか、都合の悪いことを隠すとか、そのような意図は全くありません。

しかし、今回の法成立にあたっては「何のための法律なのか」ということを、国民の皆様方に丁寧に説明し、理解していただく努力が明らかに不足していました。そのために十分な時間をかけるべきであったと感じています。また、「秘密保護」という名前も誤解を生んだと思います。「情報保護」とでもすれば誤解も少なかったのではないか、と感じています。

いずれしても、「まあ大丈夫だろう」と考えていたところが、ねじれが解消し巨大与党となった「自民党のおごり」であったのかもしれません。強く反省し、これからは今まで以上に丁寧に謙虚に国政に向かってまいります。また、この法律に関しても、わかりやすく丁寧な説明を続け、国民の皆様が不安を感じることがないよう、慎重な運用に努めてまいります。

「小松ゆたか通信」にも「ミニ集会開きます」と書きましたが、この法律に関して詳しく聞きたい、文句を言いたい、等ありましたら、どうぞ事務所までご連絡ください。

二人でも三人でもお伺いして、丁寧に説明するとともに皆様の意見をお伺いしたいと思います。