月別アーカイブ: 2012年3月

今日も選手たちは頑張っているよ

カザフスタン・アスタナでのレスリング、予選が終わって午後6時からの決勝戦を前に、ウォーミングアップ会場からこれを書いています。

今日も日本選手は気持ちの入った素晴らしい戦いをしました。

グレコローマンの長谷川恒平、松本隆太郎、藤村義の3人が決勝に進み、見事にオリンピックの出場権を獲得しました。

本当に、おめでとう!

ウォームアップ会場はいまはまったりモード、あと30分したら一気に戦闘モードになります。

先ほど、明日最終日のメディカルチェックと計量も終わり、浜ちゃんもホテルに戻りました。

今日もみんな活躍したから、ドーピング検査の付添いで大忙しの夜になりそうです。

こらから始まる、決勝と三位決定戦、みんな最後まで力いっぱい戦ってね。

レスリング・オリンピック予選初日と浜口京子選手の背中

カザフスタン・アスタナでのレスリングのオリンピック予選、初日の今日は男子フリースタイルの4選手が出場、湯本進一選手、高谷惣亮選手が見事にロンドンオリンピック出場を決めました。

みんなが、必死でオリンピック出場を目指して戦ってきます。

相手もみんなシニモノグルイです。

そんな中、二人ともとっても気持ちの入ったいい試合だったよ。おめでとう。

私も、午前11時からずーっとウォームアップ会場、試合会場、で選手たちのために頑張って、最後はドーピング検査の付添い、先ほど夜の11時前にようやく宿舎に戻りました。

今回のオリンピック予選、女子は浜口京子選手がオリンピックをかけて戦います。

そして、彼女は松川知華子さんという心強いパートナーと一緒です。

松川知華子さんはレスリング選手として長い間頑張ってきましたが、昨年いっぱいで現役を引退しました。

彼女は数多くの国際大会で優勝もしてきたけれど、でも、オリンピックには出場することができませんでした。

彼女は55kg級、そうあの世界最強の女、吉田沙保里選手の階級だったのでした。

今回は自分の果たせなかった、オリンピックへの夢をサポートするためにカザフスタンに・・・

とっても仲良しの浜ちゃんとチカちゃん、一緒にいるのは斎藤将士コーチ。

浜ちゃんのオリンピック出場のために、一生懸命サポートしてくれています。

そして、浜口選手の背中にはこんな言葉が!

I am emotionally strong.

I have strong ties !

I have trained hard !

So, I’m gonnna win !

やっぱり気持ち! 強い絆!

みんなが応援して、こんなに練習した浜ちゃんだもの、絶対に勝てるよ!

レスリングのオリンピック予選でカザフスタンにいます

カザフスタンのアスタナにいます。

レスリングのオリンピックアジア予選です

昨年のイスタンブールの世界選手権で、日本は女子が3階級、男子が2階級のオリンピック出場枠を獲得しました。

それ以外の階級では、まだオリンピックの出場権がないので、出場枠をとるためのとっても大事な大会です。

女子は浜口京子、男子は計12人の選手たちが、オリンピック出場をかけて戦います。2位以内、つまり決勝に進めば日本のオリンピック出場枠が獲得できるのです。

詳しくは日本レスリング協会のホームページを見てね!

私は、女子チームと一緒に3月26日の昼過ぎに日本をたちました。そしてフランクフルトで乗り換えて逆戻りしてカザフスタン・アスタナへ。翌日の朝がた到着したアスタナには雪が舞っていました。

今回も、フランクフルトからの飛行機の中で、搭乗していたカザフスタンのご婦人が具合が悪くなってしまい、診察して治療して、一睡もできませんでした。

遠征で飛行機に乗る機会が多いせいもありますが、「医療関係者はいませんか?」と飛行機の中でアナウンスがあって呼ばれる、ということが最近はしょっちゅうあります。この1年半で5回目です。

今回のご婦人もそうでしたが、血圧が下がって、いわゆる自律神経発作状態、旅の疲れや脱水で血圧が下がって倒れちゃうんですね。

皆さんも、長時間の飛行の時は体調万全で乗り込んでくださいね。

これがホテルから見たアスタナの街、右側に見えるのが大会会場。昼間でも水たまりは凍っていますから、もうすぐ4月なのに真冬日、寒い寒い!

そしてこれは練習場の風景。

今日は、無事に初日の計量も終わり、いよいよ明日から大会が始まります。

明日出場するのは男子フリーの湯本進一、高谷惣亮、松本篤史、磯川孝生の4選手。

とにかく「気持ち」だけは強くもって戦えば大丈夫、日本の皆さんも応援してくださいね!

2014インチョン・アジア大会にむけてのメディカル会議

3月21日―23日まで韓国のインチョンに会議に出かけてきました。

2014年には4年に一度のアジア地域のオリンピック、アジア大会がインチョンで開催されます。

会議では2年後に迫ったインチョン・アジア大会の準備状況や、とくにメディカル関係、医療体制やアンチドーピング体制などの報告を聞き、語論がされました。

午後には大会の後方病院も視察、ヘリコプターを使った救急体制の充実や、7テスラ―の高解像度のMRIなども見せてもらい、韓国の医療水準の高さを感じました。

私は英語は苦手ですが仲良くなるのは得意。

メディカルコミッティーのメンバーたちといろいろな話をしました。

ある中東のドクターは合法的に二人の奥さんと12人の子供がいるとのこと、それぞれ別々に住んでいるから一日ごとに帰る場所を変えるんだそうです。

「まあ、仕事みたいなもんだな」とそのドクター。

でも、楽しそう。世界にはいろいろな国がありますね。

70%が埋立地のインチョン、2年後にはきっとその姿を大幅に変えるんだろうな。

そして、私は休む間もなく、明日16日からカザフスタンのアスタナに向かいます。

ロンドンオリンピック出場権をとるための、レスリング・アジア予選。

女子は浜口京子選手、男子もたくさんの選手たちがオリンピックの出場権をめざして戦います。

みなさん、日本から応援してくださいね!

遠藤俊吾の壮行会、久しぶりに医学部時代の仲間たちと再会

3月20日の夜、久しぶりに信州大学時代に医学およびその他もろもろを共に学んだ仲間たちと再会しました。

現在、昭和大学横浜市北部病院准教授の遠藤俊吾君が福島に栄転されるということで、その壮行会。

信州大学医学部の学生だったころ、遠藤と小山隆君が共同で借りていた家に毎晩のようにみんなが集まりました。

まあ今考えると寮みたいなもんだったな。

酒を飲みながらいろいろな話をしたり、メンツが集まると麻雀したり、もちろんみんなで勉強もした。

試験の前にあそこに行くと様々な情報を仕入れることもできました。

授業にあまり出なかった私は、あの家でみんなにやさしく教えてもらって、一晩で馬鹿から利口に変身することもできました。

その代り、麻雀ではいつも「カモ」になってたな。

でもみんなのおかげで医者になれたのだから、授業料だったと思えば相当安かったかも。

なんたって、あそこに集っていた仲間たちの中からもうすでに母校の教授が二人誕生、そして今度は三人目。

楽しいだけじゃなくて刺激もたくさんもらえるいい仲間たちでした。

集まったのは11人、みんなそれぞれの立場でがんばっているから、生き生きしていた。

話の内容も、みんな前向きなことばかり。昔と全然変わらない。

全員50歳以上のおじさん軍団には見えなかったよ。

これからも、それぞれの立場で、まだまだ日本の医療のために頑張りましょうね!

マラソン時の給水

2012年3月13日フジテレビの「とくダネ!

マラソンの給水についてコメントしました。

ロンドンオリンピックの代表になった藤原新選手も出演。

2時間を超えるマラソンでは冬でも2リットル、夏の暑いときには4リットルの水分が失われます。

適切な水分補給はパフォーマンスにも影響するからとても大事。

選手たちは自分専用のスペシャルドリンクを作ってますが、中身はそれぞれ。

塩分と糖分が入ったスポーツドリンクに近いものが基本ですが、選手たちは味にもこだわります。

超高速で走りながらボトルをとるわけだから、給水の練習だってしてます。

今回の選考レースでも、給水ではいろいろなことがありましたね。

万が一取り損ねても、焦らず動ぜず、気持ちを落ち着かせることも大事です。

ダイエットの真髄

2012年3月号

HBR 「ダイエットの真髄」

食事、運動、生活、メンタルなど、巷で話題の25大ダイエットについて、各分野の専門医が検証する特集に、小松先生も登場しています。

なかでも、恋愛することで自分を高めようという意識がダイエットに結びつくという「恋愛ダイエット」については「これはたぶん効果あり。だからおじさんも恋愛しましょう」と、忌憚のない意見などもあり、面白い特集です!

スポーツ選手と花粉症

IT mediaエグゼクティブに連載中のコラム更新されました。

花粉症の人にはつらい季節、実は私も花粉症。

学生時代、春休みに電車に乗って東京に出てくると、いつも東京に近づくにつれてハクションの連発。

「都会アレルギー?」なんて思ったけれど、これが花粉症の始まり。

でも、きちんと治療すれば大丈夫。

合言葉は、「バレンタインデーから抗アレルギー薬」

選手たちもつらい症状を我慢する必要ないよ!

読んでみてね!

★ITmediaエグゼクティブ小松裕の「スポーツドクター奮闘記」更新!

 

JOCエリートアカデミーの修了式

3月1日に平成23年度JOCエリートアカデミーの修了式がありました。JOCの竹田会長や上村強化本部長も参列され、無事に成果を達成しての修了をみんなで祝福しました。

平成20年の4月からJOCエリートアカデミーはスタートしました。

全国各地から集まったジュニア強化選手がナショナルトレーニングセンター(味の素NTC)のアスリートビレッジに宿泊し、近くの中学校や高校に通いながら、将来のオリンピック選手としての一貫指導が行われています。

現在は3種目、レスリング、卓球、フェンシングの計36名がエリートアカデミーで頑張っています。

一年中、私の勤務するJISSクリニックの隣に住んで練習しているわけですから、しょっちゅう顔も合わせますし、まあ、クリニックが「保健室」のような存在でもあります。

みんな、将来のオリンピック選手を夢見て、周囲の期待も背負いながら、本当によく頑張っている。もちろん夜は勉強だって一生懸命にやってます。

今回終了したのは、4月から大学生になる、レスリングの村田夏南子さんとフェンシングの馬場絢子さんと久良知美帆さん。

修了式では、3人とも様々な感謝の言葉をのべていました。

「人間として生きていく上で様々な大事なことを学びました。支えてくれた、周りのすべての人たちに感謝です。オリンピックの金メダルで恩返ししたいです」

「何事もあきらめずに挑戦することを学びました」

いいねえ。

3人とも、いつまでも感謝の気持ちを持ち続けて、大きな目標に向かってスポーツ人としてだけでなく、社会の一員として羽ばたいてもらいたいと思います。

またいつでも、JISSクリニックに遊びに来てね!

レスリングオリンピック予選初日と浜口京子の背中

カザフスタン・アスタナでのレスリングのオリンピック予選、初日の今日は男子フリースタイルの4選手が出場、湯本進一選手、高谷惣亮選手が見事にロンドンオリンピック出場を決めました。

みんなが、必死でオリンピック出場を目指して戦ってきます。

みんながシニモノグルイです。

そんな中、二人ともとっても気持ちの入ったいい試合だったよ。おめでとう。

私も、午前11時からずーっとウォームアップ会場、試合会場、で選手たちのために頑張って、最後はドーピング検査の付添い、先ほど夜の11時前にようやく宿舎に戻りました。

今回のオリンピック予選、女子は浜口京子選手がオリンピックをかけて戦います。そして、彼女は松川知華子さんという心強いパートナーと一緒です。

松川知華子さんはレスリング選手として長い間頑張ってきましたが、昨年いっぱいで現役を引退しました。

彼女は数多くの国際大会で優勝もしてきたけれど、でも、オリンピックには出場することができませんでした。

彼女は55kg級、そうあの世界最強の女、吉田沙保里選手の階級だったのでした。

今回は自分の果たせなかった、オリンピックへの夢をサポートするためにカザフスタンに・・・

とっても仲良しの浜ちゃんとチカちゃん、一緒にいるのは斎藤将士コーチ。

浜ちゃんのオリンピック出場のために、一生懸命サポートしてくれています。

そして、浜口選手の背中にはこんな言葉が!

I am emotionally strong.

I have strong ties !

I have trained hard !

So, I’m gonnna win !

みんなが応援して、こんなに練習した浜ちゃんだもの、絶対に勝てるよ!