水泳の世界選手権・世界水泳が16日から上海で開催されています。
24日には競泳が始まりますが、来年のロンドンオリンピックを見据えた大事な戦いです。
私が毎日通う国立スポーツ科学センター(JISS)の敷地には、敗戦後の混乱期に競泳で大活躍「フジヤマのトビウオ」と呼ばれ、JOC会長も務められ、2年前ローマでの世界水泳選手権の開催中にお亡くなりになった古橋廣之進先生の記念碑があります。
そこには、古橋先生の胸像とともに、座右の銘だった「泳心一路」が刻まれています。
戦争が終わって再び水泳が出来るようになったとき
魚になるまで泳ごう
と思った
私の目標は
世界一
になることだった
だから人の何倍もの練習を苦しいとも思わなかった
人間というのは大きな目標を持って
一筋に努力し工夫し
苦しみにも耐えてこそ
大きく成長していけるものだと思う
泳心一路
古橋廣之進
そう刻まれた古橋先生の記念碑、すばらしい言葉です。国難ともいえる大震災のあとだからこそ、とても心に響きます。
競泳の連中も、我々日本人の思いを胸に、きっと戦ってくれます。
がんばれー「とびうおジャパン」、みんなで応援してるよ。