日別アーカイブ: 2010年11月22日

栄養も笑顔も大事だね!

秋も深まり、朝晩は肌寒くなってきましたが、読者の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。わたしは変わらず世界中を飛び回っており、9月にはロシア・モスクワで開かれたレスリング世界選手権、10月にはオランダ・ロッテルダムで行われた体操の世界選手権に、チームドクターとして海外帯同しました。

体操の世界選手権では、男子が団体で惜しくも銀メダルとなりましたが、内村航平選手が……★ITmediaエグゼクティブ小松裕の「スポーツドクター奮闘記」 更新!

マルチサポートハウスでリカバリー

朝からいつもの会議、アジア大会中の医療状況やドーピング検査状況の報告を受けてからディスカッション、毎度のことですが自分のボキャブラリーの少なさにはうんざりします。身振り手振り、それから目で伝えようとすれば何とかなるのですが、頭はとても疲れます

昼飯を食べてから、某競技会場でドーピング検査のチェック、そのあとはソフトボール会場に行って日本チームを応援してきました。ソフトボールの連中とは7月のベネズエラでの世界選手権以来です。相変わらずみんな元気で頑張ってました。

そのあと選手村に移動してポリクリニックでドーピング関係の書類の受け渡し、日本選手団の医務室にも立ち寄りました。最強の女・レスリングの吉田沙保里ともばったり、僕は25日に日本に戻るから吉田の試合は応援できないなあ、と言うと、「なんだー、帰っちゃうんですか」と最強の女。でも応援してもしなくてもどうせ勝っちゃうんだから。まあ、みんなからそう思われる本人なりの大変さもあるんだろうけどね。

選手村を後にして最後はJISSのみんなが頑張っているマルチサポートハウスに立ち寄りました。日本選手団を村外から全力でバックアップしているマルチサポートハウス、今日もたくさんの選手たちが来ていました。それぞれの専門家たちが、「リカバリー」をキーワードにサポートし、もうすでにのべ2000人近くの選手たちが訪れているとのことです。短期間でこれだけの準備をしてきたスタッフには頭が下がります。何より、わがJISSが一致団結してロンドンオリンピックに向けて選手たちをサポートしよう、という雰囲気が盛り上がってきたことがとてもうれしいです。

ここ数日かなりへとへとな私も特製肉じゃがでリカバリー、うまい、元気になった、明日からまた頑張るぞ