Archive for the ‘暮らしに役立つ医学知識’ Category

とても順調に回復しています

火曜日, 2月 26th, 2013

今朝の信濃毎日新聞には「小松裕衆議院議員が入院」との記事が。

地域の代表として責任ある立場だから、記事になって当然です。

昔から、政治家は健康面のことについては隠す傾向にあったように思います。

しかし、今回の入院では、私は自分の病状に関して隠すことなくその通り伝えよう、と思いました。

医者のくせに体調管理ができなかったという未熟な点をさらけ出すことになっても、地域を代表して国会に送り出していただいている身です。正確な自分の状況をきちんと発信することが義務だと考え、昨日のブログでも詳細に書きました。

ただし、今日の新聞を見て「医学的な情報には補足説明も必要だな」と感じました。

「小松氏は22日に入院し、気道確保のため気管を切開する手術を受けた」と書かれていましたが、これを見て「これは大変なこと」と心配して連絡をくださった方もたくさんいました。

確かに「気道確保」、「気管切開」、「手術」というような言葉が並ぶだけで、重症感たっぷりです。

入院した22日の私の状態は、扁桃腺炎(扁桃腺がばい菌の感染で腫れること)が進行し、のどの奥にばい菌が感染し、一部は小さな膿瘍(うみ)になり、それらのためにのどの奥が少し細くなっている状態でした。水を飲むことはできませんでしたが、呼吸は全く問題ありませんでした。

すぐに、点滴による抗生物質の投与を開始しましたが、この薬による治療(保存的治療といいます)がこの病気のまずは第一選択の治療です。

通常は薬が効いてのどの腫れは治まってゆくのですが、そうならないこともあります。薬が効かなかった場合には、ばい菌の感染が急速に広がり、のどがはれ上がり、それにより呼吸困難に陥ることがあるのです。その場合には気道確保のために緊急的に気管切開を行わなければいけなくなります。

私が入院したのは週末の金曜日、万が一薬が効かなかった場合には緊急的な気管切開を人手が手薄な土日にやらなければいけなくなるのに加え、ばい菌の感染が進行してからでは手術もより難しくなります。

というわけで、受け持ちの先生と相談して、薬が効かなかった場合の最悪の事態も考えて、より安心できるように「予防的に気管切開をおこなった」のです。病状が悪くて、呼吸ができなくなったから気管切開を行った、のではありません。

翌日から症状はどんどん良くなりましたから、実は今回は「気管切開」は必要なかったということになりますが、それはあくまで結果論。傷跡は残ることになりましたが、正しい選択であったと思っています。

医療の場面では、このように即座に選択をしなければいけない場面がたくさんあります。決断力がとても大事です。

もちろん、「決断力」は政治の世界でも大事なこと、本日も、補正予算案が参議院本会議で1票差で可決されました。

「決められない政治から脱却する第一歩となった」との安倍総理のコメントが印象的でした。

話がそれましたが、私は極めて順調に予想以上に早く回復しています。

今日から普通に食事もとれるようになりました。のどの痛みもほとんどありません。明日には、気管切開した部分も縫合して閉じる予定です。

「口から食べられる幸せ」を実感している今日の小松なのでした。

 

 

 

入院してしまいました。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。

月曜日, 2月 25th, 2013

入院中の病院のベッドから書いています。

先週金曜日、22日に緊急入院しました。

病名は「頸部膿瘍(けいぶのうよう)」、扁桃腺炎が悪化してその奥までばい菌が入り込んで、頸部(首)の深部にばい菌による膿(うみ)がたまった状態です。

一週間前から、風邪でのどの痛みがありました。でも、元気でしたし、地元でのあいさつ回りや街頭、自民党本部での朝8時からの部会なども無理せずにできていたつもりでした。

念のため抗生物質も飲んでいたので、ちょっと油断していました。

木曜日21日の夕方から突然症状が増悪しました。

16時からスポーツ議連総会に出席してから、長野に向かう新幹線の中で水も飲めないほどのどが痛くなってきました。

長野での会合で必死の思いであいさつを終え、東京に戻り薬を飲んで寝て、翌朝8時からの会議には出ましたが、やはりこれはおかしいと病院の耳鼻科を受診しました。

スコープでの観察、CT、血液検査などの結果、上記診断で緊急入院となりました。

入院後、抗生物質の点滴投与を行いながら様子を見ましたが、半日で病状がさらに悪くなったために、22日の夜に予防的に全身麻酔のもと「気管切開」を行いました。

「気管切開」というのは、ちょうど首の前を通る気管(のどから肺につながる空気の通り道)を切開し、そこからチューブを挿入することです。

つまり、呼吸がのどを通らずに、首の前にあけた穴から行われるようにする処置です。

首の奥(深頸部といいます)にばい菌の感染が及ぶと、短時間でのどの奥がはれ上がり、呼吸困難に陥ることがあります。

万が一、そのようなことが起きてもあわてることがないように、受け持ちの先生と相談の上、22日夜に気管切開を決断しました。

幸い、その後の治療が功を奏し、症状や血液データも改善し、熱も出なくなりました。そして、今日から水分の摂取も許可され、気管切開のカニューラ(チューブのこと)をスピーキングカニューラに交換していただき、今日の午後には声も出せるようになりました。

このまま順調にいけば、今週末には退院、来週から公務に復帰できると思います。

しかし今回のこと、地域の代表として責任ある身でありながら、自身の体調管理もしっかりできなかったことに関して、深く反省しています。

そして、多くの約束をキャンセルせざるを得なくなり、たくさんの方たちにご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ありません。

確かに、この4か月間、ほとんど休みのないハードスケジュールではありました。

しかし、体力には自信があっただけに、「すべてに過信は禁物」と反省しました。

「医者の不養生」とよく言いますが、まさにその通りです。

ごあいさつ回りしていても、多くの方から「体だけには気をつけてくださいね」と声をかけていただきますが、特に公人として健康でいることの大切さを痛感しました。

安倍総理大臣の訪米、オバマ大統領との会談、そしてTPP交渉入りに加速との報道。

しかし、TPP交渉参加には基本的に反対で自民党内のTPP反対議連にも入っている私としては、腑に落ちない点もいくつかあります。

農業や山村風景はもちろん、国民皆保険制度も絶対に守るべきもの、「聖域」とはいったい何を指すことになるのか。

今日も事務所にはTPP関係の電話がたくさんかかっているとの報告を受けています。こんな大事な時に入院していて、関係者の皆様、本当に申し訳ありません。

一日も早く、きちんと治してから復帰します。

そして、これからは決して無理せず、体調管理に気を配ります。

そして最後に、「風邪は万病のもと」といいますが、これもまさにその通り。

皆さんも気をつけてくださいね。

 

 

 

 

スポーツ選手と花粉症

土曜日, 3月 17th, 2012

IT mediaエグゼクティブに連載中のコラム更新されました。

花粉症の人にはつらい季節、実は私も花粉症。

学生時代、春休みに電車に乗って東京に出てくると、いつも東京に近づくにつれてハクションの連発。

「都会アレルギー?」なんて思ったけれど、これが花粉症の始まり。

でも、きちんと治療すれば大丈夫。

合言葉は、「バレンタインデーから抗アレルギー薬」

選手たちもつらい症状を我慢する必要ないよ!

読んでみてね!

★ITmediaエグゼクティブ小松裕の「スポーツドクター奮闘記」更新!