Archive for the ‘政治家を志して’ Category

思い邪なし

火曜日, 10月 25th, 2016

 毎週火曜日に発行される自民党の機関紙「自由民主」。25日発行の第2717号(11月1日付)の「座右の銘」のコーナーで、私の座右の銘である「思い邪なし」が掲載されましたので、ご紹介します。

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 「思い邪(よこしま)なし」。これは幕末の名君、薩摩藩主 島津斉彬が座右の銘としていた論語の一節です。「心意正しく、邪悪の念がないこと。心情をありのままに発露して、少しの飾り気もないこと」という意味です。

 政治を志そうと考えた初心を忘れずに、真面目に謙虚に、邪念無く政治に取り組んでいきたい。この思いを胸に、初当選以来すべてに誠実に取り組んできました。

 かつて消化器内視鏡医として、またオリンピック選手たちを支えるスポーツドクターとして経験を積む中で、医学がどんなに進歩しても、それを支える社会の仕組みがしっかりとしていなければ、みんなが幸せにならないと感じました。医学だけでは解決できないことを政治で解決したい、スポーツの力を社会の力にしたい、と12年前に政治を志す決心をしました。この世界とは全く縁のなかった私でしたが、政治を学び、選挙の手伝いなどを地道に続けながら、きっと誰かが見ていてくれる、必ず道は拓ける、そう思いながら努めてきました。

 そして平成24年、長野一区の支部長公募に応募。選任され、直後に行われた総選挙に立候補し、初当選。「地道に頑張っている姿をみんなが見ていてくれたんだなあ」、そう感じました。

 医者時代も普通ではなかなかできないことをたくさん経験させていただきました。アトランタからロンドンまで5回のオリンピックに日本選手団の一員として参加したことや、東大病院で内視鏡チームをゼロから立ち上げて最先端の研究ができたことなど、それらは「目の前のことを一生懸命に頑張る」ことによって、多くの恩師との幸運な出会いを得て、拓かれていったものです。邪な心なく、すべてに誠実に取り組むことが、思いを遂げられる最善の道であると私は信じています。

 医師も政治家も、目指すところは同じです。「誰もが健康に、安心して暮らせる世の中を創ること」。その目標に向かって、「思い邪なし」の言葉を忘れずに、これからも一歩ずつ、地道に取り組んでいきたいと思います。

9月9日は「救急の日」

水曜日, 9月 9th, 2015

猛暑の連続だった夏が過ぎ、地元の長野も、東京も、秋の長雨が続いています。

ところで、みなさんは9月9日が何の日か知っていますか?
答えは「救急の日」です。「救急の日」は、救急業務や救急医療に対して、理解と認識を深め、意識を高めることを目的に、昭和57年に定められました。

キャプチャ

それから毎年9月9日を「救急の日」とし、この日を含む1週間を「救急医療週間」(今年は9月6日~12日)として、全国各地において応急手当の講習会を中心とした救急に関する様々な行事が実施されています。

突然倒れた、意識がなくなったなど、救急が必要となる出来事はどこでも起こり得ます。そして誰でもその場に遭遇する可能性があります。ですから、誰もが最低限の救急医療の知識を持っていることが大事です。

私はスポーツドクターとして海外へ行く機会が多くありました。その中で、飛行機内に「ドクターはいませんか」とアナウンスが流れることがよくありました。行きの飛行機で対応したら、帰りの飛行機でまた、という経験もあります。

大事なのは勇気を持ち、まずはその人のそばへ行くことです。そして大きな声で周りの人を呼ぶ。人が集まれば少し勇気が出てきますし、もしかしたらその中に医師がいるかもしれません。

救急車を呼んで待っている間に、息をしているか、心臓は動いているか、意識があるか、などを確認してください。息が止まっていたら人工呼吸、心臓が止まっていたら心臓マッサージというように、状況に応じた処置を行います。しかし、何の知識もなければ適切な状況判断は難しいですよね。
 
今でも思い出す印象的な事件があります。

1986年にアメリカ出身のフローラ・ハイマンというバレーボール選手が、日本リーグでの試合中にコートで倒れてそのまま亡くなってしまいました。ハイマン選手はスター選手だったので、試合の一部始終がアメリカでも放送されていました。それを見たアメリカのドクターから、日本のスポーツ医学会に手紙が送られてきたのです。そこには「ハイマン選手が倒れた時、救急車に運ばれるまで誰も救急処置、心肺蘇生をしていなかったが、これが日本の現状なのか」と書かれていました。

誰かが倒れた時、現場にいる人に何ができるかで生死が決まることもあります。それ以来、私たちはスポーツの現場で救急医療の講習と啓発活動を一生懸命やってきました。いざという時、勇気を持って処置するためには、最低限の知識が必要です。スポーツの現場だけではなく、誰もが知っておかなければならないことだと思います。

例えばAED(自動体外式除細動器)については、みなさんはどれぐらいご存知ですか?心臓の病気が原因で倒れた場合、特に多いのが心室細動(心臓のけいれん)によるものです。この心室細動が起こると、脳や腎臓、肝臓など重要な臓器に血液が行かなくなり、やがて心臓が完全に停止してしまう、とても危険な状態です。時間が経つほど救命できる確率が減るので、素早い対応が必要です。
 
AEDは電気ショックでこのけいれんを止める機械です。心臓の診断から治療までコンピューターが自動解析してくれるので、専門的な知識がなくても使えます。機械自身が使い方を音声で案内するので、それに従えばいいのです。機械が傷病者に電気ショックを与えた方がいいと判断すれば、「ボタンを押してください」と指示が出ます。その必要がなければ機械は作動しません。ですから、AEDを使って病状が悪化することはないのです。

しかし、そのことを知らないとなかなかAEDの蓋を開ける勇気が出ませんよね。少しの知識と少しの勇気で救える命があるので、いざという時はAEDを 積極的に使ってほしいと思います。

医師をしていると、医学だけでは解決できないことがあると実感します。医学はどんどん進歩していますが、それを生かせる社会の仕組みがなければならないからです。私は最先端医学を研究していたのですが、救急車が来ない、救急車が病院をたらい回しにされるなどの問題が話題になりました。その時、医療技術以前の理由で命を救えない場面がたくさんあると実感し、政治家を目指したのです。

先ほどAEDは素晴らしい機械だとお話しました。最近では、駅や公共施設などあちこちに設置されていますが、誰もが使える仕組みがなければ意味がありません。早く救急車が到着する仕組み、現場に遭遇した人が最低限の救急医療の知識とそれを使う勇気を持っている仕組み・・・。
 
学校で基礎知識を子供たちにも教えれば、もっと多くの命が助かるかもしれない。私は政治家であり医師でもありますが、どちらも目指すところは同じです。これからも、みんなが元気で幸せに暮らせる社会的な仕組みをつくれるよう、誠実に、一所懸命努力していこうと思います。

【お知らせ】ホームページをリニューアルしました

火曜日, 9月 1st, 2015

いつも小松ゆたかのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
この度、ホームページをリニューアルしましたので、お知らせします。

今回のリニューアルでは、より快適にホームページをご覧いただけるように、情報を整理し、すっきりとした、わかりやすく見やすいレイアウトに変更しました。

また、新たに設けた「私の志」というページでは、あらためて、医師から政治家を志した経緯と、政治家としての私の決意を書きました。

今でも、多くの方から「どうして医者から政治家を志したんですか?」という質問を受けます。

医者という仕事も、十分にやりがいのある仕事でした。そんな中で、なぜ政治を志したのか。
医学も政治も、目指すところは同じ。そしてみんなの命を守るために、政治もとてもやりがいのある世界。

そんな私の想いを、ぜひ読んでください。

その他、「プロフィール」のページでは幼少期から現在に至るまでの写真とエピソードを、「政治家として」のページではこれまで国会の委員会で行った質問の議事録を追加掲載しております。こちらも合わせてぜひご覧ください。

これからもホームページを通して、小松ゆたかのさまざまな活動をみなさまにお届けし、みなさまと小松ゆたかの絆を深めることを目指してまいります。